「フリーランスになりたい」という言い訳
「働く」というのが嫌で嫌でたまらなかった
ぼくは会社に勤めて1ヶ月で退職した経験があります。働くということが嫌で嫌でたまらず、会社から逃げました。
そして、退職したぼくは「フリーランスになりたい」という目標を持ちました。しかし、この目標は心の底「やりたい!」と思ったことではありませんでした。
心の奥底に何年も積もり積もった本当に「やりたかったこと」を秘めていました。
「フリーランスになりたい」という言い訳
ぼくが本当にやりたかったこと。
それは「働かず、ひきこもってゲームをする」です。
しかし、それは世間的に後ろめたさがあります。家族や友人から「なにもしないでニートしている」と思われてしまうのは心苦しいものがありました。
だから、「フリーランスを目指したい」という仮の目標を作って、「ぼくはちゃんと努力しているんだ」「別に本当にニートってわけではない」という言い訳を作りました。
そして、無意識的に本来の目標である「働かず、ひきこもってゲームをする」に向かっていくこととなります。
ニートになった、その後
もちろん、はじめからニート生活をしていたわけではありません。クラウドソーシングで仕事を受注しながら、フリーランスになるための勉強もしていました。
ちょっとおかしな話ですが、退職した時点で「働かず、ひきこもってゲームをすること」という夢は叶っていました。時間だけはめちゃくちゃありましたし。
だからこそ、必死になって抜け出そうとしなかったんだと思います。
ニートだった過去のぼくに言いたいこと
「毎日、気兼ねなくゲームしてダラダラ過ごせるような人生にしようぜ!」
「会社に勤めずに、好きなときに仕事してゲームできるようにしようぜ!」
当時のぼくにそう言いたい。
本来であれば、「フリーランスを目指す覚悟を持て!」「そんなんじゃ将来やばいぞ!」などの言葉を投げかける必要があるのかもしれません。
しかし、当時の僕にそんなことを言ってもたぶんなにも変わらなかったでしょう。
なぜなら、「フリーランス」というのは言い訳だったからです。
「毎日、気兼ねなくゲームしてダラダラ過ごせるような人生にしようぜ!」
そう思うことで、「フリーランス」を言い訳としてではなく、手段として考えるようになり、具体的に何をすればいいのかを自然に考えることができるようになると思うんです。