あらゆるゲームにおいて、主人公の最大の武器は「運」である。
「何故、たくさん殴られたり撃たれたりしても、コイツは生きているんだろう」
アクションゲームをやっているとふとそう思うことがある。
ゲームと言ってしまえばそれまでだが、ターミネーターを凌駕する主人公のタフさに思わずメタ的な視点になってしまう。
あまりの鉄人さに「コイツ1人いれば、なんとかなるんじゃね?」とちょっと興ざめしてしまう瞬間もたま~にある。
この主人公の鉄人的強さについて、1つ面白い記事を見つけた。
Cooper氏によればネイサン・ドレイクは銃弾ダメージを受けることはなく、攻撃を受けた際に表示される赤いUIは彼の運の低下を示しているそうです。そして銃弾のニアミスが続いて運が枯渇してしまうと、致命的な一撃を喰らい彼は死に至るとのこと。また、シリーズのクリエイティブディレクターおよびライターのAmy Hennig氏もその事実を確認し、これは当初からの意図であり映画に対するオマージュであることを伝えています。
https://www.gamespark.jp/article/2018/07/09/82146.htmlより引用
要は「主人公は幸運の持ち主」である、ということ。アクション映画でありがちな、「何故か主人公に弾が当たらない」というやつである。
上記の記事にも書いてあるように、「アンチャーテッド」では、攻撃を受けると赤いUIが表示され、危険が迫っていることを知らせてくれる。
これは、過去に発売されたアクションシューティングゲームゲーム「コールオブデューティー」「バトルフィールド」などでも採用されている。(MW2では、赤いUIが特徴的で「主人公の血はジャム」なんて言われていたことも懐かしい…)
これらゲームの主人公は鉄人なんかではなく、「幸運の持ち主」であると考えると少しは納得できなくもない。
だけども、ちょっとイジワルな見方をするならば、主人公(プレイヤー)が毎回のように世界を救っているのは「運」が良かったから、ということかもしれない。
ゲーム内の主人公(プレイヤー)の最大の武器は、最強の剣でも魔法でもスキルでもなく「運」ということだ。